「達人に学ぶDB設計 徹底指南書」を読んだ感想

はじめに

「達人に学ぶDB設計 徹底指南書」を読んだ感想になります

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内容

良かった点

非常に分かりやすく解説されていました。

これまでに散乱していた知識も整理されました。

データベースの設計はトレードオフから最適点を見つけることが分かりました。

またDBMSが提供する機能も含めて万能薬はなくメリットとデメリットが必ず存在して状況に合わせて選択していくことを再認識できました。

学んだ点

内容が多いので項目の箇条書きにします

  • システムとデータベースの概要
  • 論理設計の手順と概要(エンティティの抽出と定義、正規化、ER図)
  • 物理設計の手順と概要(テーブル定義、インデックス定義、ハードウェアのサイジング、ストレージの冗長構成、ファイルの物理配置)
  • バックアップ設計
  • リカバリ設計
  • 正規化の詳細手順
  • ER図の書き方
  • インデックス設計
  • 統計情報の扱い方
  • 論理設計ノウハウ
    • ビジネスロジック実装のアプリケーション側とDB側のバランス
    • 配列型の扱い
    • スカラ値の扱い
    • 水平分割、垂直分割、データマート、サマリテーブル
    • キーの型、一意性
    • ビュー
    • データクレンジング
  • 木構造

難しかった点

木構造については難しく感じました。また使用する機会に読み直したいと思います。

気になった点

出版された2012年からクラウドやNoSQLなどの選択肢が増えて状況が変わっていると思います。書籍ではオンプレRDBを中心に記載しているので他の選択肢が入るとどのように変わるか気になりました。改訂版を期待します。

おわりに

かなり分かりやすくて知識が整理されました。 10時間ほどであっさり読めました。 難解なデータ指向アプリケーションデザインを読む前にこちらを読みたかった。。w

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